・ビザスクを副業として検討している。
・ビザスクが稼げるのかどうか知りたい。
今回は、上記のような方向けに記事を作成しています。
- ビザスクは副業としてありかなしか
- ビザスクを副業とするメリット、デメリット
- ビザスクの副業に向いている人
本記事は実際にビザスクでスポットコンサルを体験した筆者がビザスクの副業はありかなしかについて詳しく解説します。
ビザスクは安定性には欠けますが、短時間でまとまった金額が稼げる副業です。
ビザスクとは
まず、簡単にビザスクとは何かについて紹介します。
- 会社名:株式会社ビザスク
- 創業:2012年3月
- 事業内容:ビジネス領域特化のナレッジプラットフォームの運営
- 役職員数:177名 (2022年1月時点)
- 所在地:東京都目黒区青葉台4-7-7住友不動産青葉台ヒルズ9F
株式会社ビザスクは創業約10年のベンチャー企業で、ある専門分野の情報が欲しい企業とそれを専門とする人材とをマッチングするサービスを展開しています。現状、顧客としてはコンサルティング会社や投資会社などが多く、アドバイザーとしては約40万人が登録しています。
2020年3月に東証マザーズにも上場しており、今後、急成長が期待できる企業です。
ビザスクは現在、大きく分けて4つのサービスを展開しています。
- ビザスクinterview:ビザスク担当者にインタビューを依頼する
- ビザスクlite:セルフマッチング方式のスポットコンサル
- ビザスクexpert survey:アンケート調査
- ビザスクpartner:業務委託先のマッチング
顧客としてはビザスクを利用することで多少費用は掛かっても自身で専門外の情報を収集するより、欲しい情報にたどり着くまでの時間を短縮できるのでメリットが大きいというサービスです。
担当者同士で1時間程度の面談を行うスポットコンサルの場合は「ビザスクlite」というサービスを利用することとなります。
ビザスクのビジネスモデルについてはこちらの動画(約40分)で紹介されているので興味のある方はこちらをご覧ください。
ビザスクで副業をするまでの流れ
ビザスクを利用して面談を行う場合、次のような流れになります。
- アンケートに回答する(公募の場合は提案を応募)
- 結果が返ってくる
- 日程調整
- 面談内容の事前確認
- 面談実施
- 結果報告
- 入金
ビザスクに登録していると担当者から「あなたに合った案件があるので回答可能かアンケートをお願いします」というメッセージが届くので、アンケートに回答します。
その後、アンケートの回答内容と経歴を確認した企業担当者が承諾すれば、日程調整を行い日程が確定します。
日程確定後は多くの場合、事前に面談で確認したいことがリストで届くので自分なりの回答を用意しておきます。
※事前の確認項目が不明だと、欲しい情報が得られず、双方にとって時間の無駄になることがあるため出来るだけリストを要求しておきましょう。
その後、相手先からZoom等会議ツールのURLが送られてくるので指定された時間にアクセスして面談が始まります。簡単な自己紹介をしてから本題に入るというイメージです。
面談の内容により、双方合意の上で時間が延長される場合もありますが、延長された場合は時間に応じた延滞料金が支払われます。
面談が完了したらビザスク担当者に完了報告を行い、問題がなければ手数料を引いた報酬が翌月末に振り込まれます。
担当者からの確認の電話などはありますが、ほぼ全てがWeb上で完結します。また、初めてサービスを利用する場合は②と③の間に数分程度の機密保持等に関する簡単なe-ラーニングの受講が必要です。
ビザスクは副業としてありか、なしか
ビザスクが副業としてありかなしか、ビザスクのメリットデメリットを紹介します。
- 報酬相場:2~3万円/時間
- 手数料:30%
- 所要時間:2~3時間(面談1時間、準備1~2時間)
- 時間単価:1~1.5万円/時間
手数料は30%とWebサービスとしては高めですが、面談自体の時間単価も非常に高いので問題ないかと思います。
※ビザスクで表示されている報酬は手数料が差し引かれたものなので、表示されている金額が報酬として口座に振り込まれます。
ビザスクが副業として成り立つかどうかは準備に時間がどの程度かかるのかによって左右され、自分の仕事と領域が近いテーマであればあるほど時間単価は上がります。
私の場合は自分の所属するプラント業界の商習慣やとある企業の市場ポジションや製品の特長、今後の成長性など自分にとって話がしやすい内容だったので、準備にあまり時間もかからず副業としてかなりいい案件になりました。
ビザスクは時間単価が高くかなり効率がいいので副業として「あり」です。但し、案件の数に限りがあるので継続的に行うのは難しいです。
ビザスクのメリット
ビザスクの副業としてのメリットをまとめると次のようになります。
- 時間単価が高い
- 本業の経験が活かせる
- 時間が決まっている
ビザスクは本業の経験が活かせる分、時間単価が高く、終了時間もきっちり決められているので、一般的なコンサルサービスと違い顧客の要求により作業時間が伸びるということがありません。
テーマを確認し、準備にかかる時間を見誤らなければ非常に時間効率のいい副業となります。
ビザスクのデメリット
一方、副業としてのビザスクのデメリットは次のようになります。
- 安定性に欠ける
- 休日での対応が難しい
- 手数料が高い(30%)
- 機密情報を漏らすリスクがある
- 匿名性がない(本名、社名が相手に公開される)
ビザスクは常に仕事があるわけではなく、企業がマッチングを依頼して初めて仕事が発生するため、定期的に案件の連絡が来るわけではありません。自身の専門領域にもよりますが私の場合はアンケートだけでも月に1~2件程度あればいい方です。
また、面談時間は基本的に平日を指定されるため、必然的に本業での仕事が終わった後の平日の夜になることが多く休日に実施出来ないのが辛いです。
最後に最も注意する点として、話す内容に注意しないと所属する企業の機密情報を漏らしてしまう可能性があるため、話しながらかなり神経を使う必要があります。
自分が話そうとしている内容が公開情報かどうか事前に確認しておきましょう。
ビザスクの副業に向いている人
ビザスクの副業は次のような人に向いていると言えます。
- 特定の業界で幅広い業務経験がある人
- 複数社での業務経験がある人
- 人に教えるのが得意な人
ビザスクへ依頼する企業はコンサルティング会社や投資会社などが業界の情報を調べるために利用することが多く、業界特有の広い知識が求められるようなものが多いです。
そのため、業界での幅広い業務経験や複数社での業務経験がある人はその内容をプロフィールに登録しておくことで案件が獲得しやすくなると言えます。
また、顧客がその業界の知識を有していないことから出来るだけ専門用語を使わず、相手に分かりやすい話し方を心がけることが必要なため、人に教えるのが上手い人もビザスクに向いている人と言えます。
ビザスクでは過去の公募案件なども検索できるので、自分が話せそうな内容があるか調べてみてください。
ビザスクに登録する方法
ビザスクは登録したらすぐに仕事があるわけではありませんが、登録しておくことで依頼メールが届くようになるので興味のない方も登録してプロフィールを登録しておくことをお勧めします。
下記のURLより直接登録ページに飛びます。枠内を埋めていくだけで5分程度で登録は完了します。
まとめ
- ビザスクは専門分野でついて1時間程度話すというサービス。
- 時間が決められており、高単価のため副業としてはあり。
- 平日での対応となり、案件数も限られる。
- 登録しておくことで依頼メールが来るようになる。
今は興味がないという方も、登録しておくことでマッチした案件が送られてくるようになり、時間が合えばいいお小遣い稼ぎにはなるのでかなりお勧めです。
副業でまとまった金額を稼ぐためには色々なところに手を広げ、それらを組み合わせて活用しておくことが重要です。
最後までご覧いただきありがとうございました。