本記事では、上記の方に向けて『Sassの基本的な書き方』について詳しく解説しています。
- Sassの基礎知識
- Sassの開発環境を整える
- Sassの基本的な書き方
Sassをこれから活用したい方は必ず最後までご覧ください。
本記事執筆日:2021年2月24日
そもそもSass(Scss)の書き方の前に、Sass(Scss)が全く分からない方は下記の記事を最初に読んでください。
上記の記事を読んだ後の方が、本記事の理解率が格段に上がります。
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書き方の前に:Sass(Scss)とは?
Sassを簡単に言うと、『CSSを効率的に書くことができる言語』です。
Sass(サス)の略称
→Syntactically Awesome StyleSheet
- Syntactically:構文的に
- Awesome:驚くべき
- StyleSheet:スタイルシート
Sassを活用することで、CSSでは実現できなかった速さ×修正力を実現させることができるます。
Sassのメリット
- 作業効率が格段に上がる
- コード量が減る
- メンテナンス性が高まる
イメージ的には、CSSでは5分かかるコードがSassだと3分程度でスタイリングができる様になる感じです。
Web制作初心者の私でもSassを活用し始めたら、CSSでコードを書きたいとは思いません。
それほど魅力的なSassを活用するには、Sassの開発環境を整える必要があります。
Sassの書き方の前に:環境を整えよう
2021年5月25日:開発環境についての説明を追記しました。
- VScodeをインストール
- Live Sass Compilerをインストール
newフォルダ
- index.html
- css
--index.scss
Sass(Scss)の基本的な書き方5選
Sassの基本的な書き方は5つあります。
- 入れ子(ネスト)
- 変数を活用
- 擬似要素
- メディアクエリの指定
- Sassのファイル分け
1つずつ詳しく解説していきます。
Sassの書き方①入れ子(ネスト)
Sassの基本的な書き方①は『入れ子(ネスト)』です。
入れ子(ネスト)のメリット
- 修正がしやすい
- コード量が減る
- ブロックを意識しながらコーディンができる
コードの書き方は下記の通りです。
/*CSSの書き方*/
header {
width: 100%;
height: 70px;
background: red;
}
header .text{
color: white;
}
/*Sassの書き方*/
header {
width: 100%;
height: 70px;
background: red;
.text {
color: white;
}
}
Sassを活用すると、コードの記述量が減るだけではなく、修正がしやすくなるメリットがあります。
例えば、上記のコード内のheaderをfooterに変えたい時を想像してみてください。
CSSでは2箇所の修正が必要ですが、Sassであれば1箇所だけの修正でコード記述が終わるのです。
Web制作を本格的に始めるとこのメリットを実感することができます。
入れ子(ネスト)の注意点:入れ子の階層を深くしていくと、生成されるCSSコードが複雑化されてしまうので、階層の深い入れ子は作成しない様にしましょう。
Sassの書き方②変数を活用
Sassの基本的な書き方②は『変数を活用』
変数を活用するメリット
- よく使うコードを使いまわせる
- 修正が一括で行える
変数を使ったSassの書き方は下記の通りです。
$site-color: red;
.box {
Background: $site-color;
}
/*このように定義すると、簡単に複数のコードに対応することができます。*/
よく使用する書き方は『メディアクエリ』『色の定義』です。
メディアクエリの書き方
$breakpoint-sp: 450px;
$breakpoint-pc: 970px;
@media screen and (max-width: $breakpoint-sp) {
}
@media screen and (max-width: $breakpoint-pc) {
}
色の定義の書き方
$primary: red;
$secondary: blue;
$accent: yelloe;
.box {
background: $primary;
}
Webサイトを運営している方であれば、この設定をしている人が多いです。
私自身も活用し始めたのですが、かなり良い感じです。
Sassの書き方③擬似要素
Sassの基本的な書き方③は『擬似要素』です。
/*CSSの書き方*/
a{
background: red;
}
a:hover{
background: blue;
opacity:0.8;
}
/*Sassの書き方*/
a{
background: red;
&:hover{
background: blue;
opacity: 0.8;
}
}
Sassの書き方④メディアクエリの指定
Sassの基本的な書き方④は『メディアクエリの指定』です。
メディアクエリのメリット
- 書く手間が省ける
- 塊でスタイリングが可能
- レスポンシブ化が簡単
//pcとspの幅を定義
$pc: 1140px;
$sp:740px;
//ここでmax-widthを指定
@mixin pc {
@media (max-width: ($pc)) {
@content;
}
}
@mixin sp {
@media (max-width: ($sp)) {
@content;
}
}
main {
@include pc {
width: 350px;
background: red;
height: 500px;
};
@include sp {
background: blue;
width: 100%;
};
}
footer {
@include pc {
width: 100px;
background: red;
height: 500px;
};
@include sp {
background: blue;
width: 80%;
};
}
Sassの書き方⑤Sassファイルを部品分け
Sassの基本的な書き方⑤は『ファイル部分分け』です。
分けたファイル名をパーシャル(部品)と呼びます。
ファイル分けのメリット
どのコードが書かれているのかが明確化される
実際の書き方は下記の通りです。
/*主な例)_reset.scss*/
html,
body,
ul,
ol {
margin: 0;
padding: 0;
}
/*Scssファイルにimportする*/
@import ‘reset’;
body {
Background: black;
}
パーシャルを読み込むには@importを活用します。
Sass(Scss)の書き方を本格的に学びたい方は動画教材がおすすめ
Sassの書き方を本格的に学びたい方はUdemyを活用してみてください。
- CSSを効率的に書く!フロントエンドエンジニアのための「Sass」講座 ~基礎から実践まで~
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Sassの書き方だけでなく制作スキルはスクールでも学べます。
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Sassの書き方以外に学ぶべきこと
本記事の読者は「プログラミングでお金を稼ぐこと」を目標にしているはずです。
であれば、いますぐ勉強することではなく形あるものを作成しましょう。
具体例
- ポートフォリオサイト
→あると案件受注率が高まるので絶対作成するべきです。(【プログラミング】ポートフォリオの作り方と例を大公開) - 模写サイト
→技術力を高めることができるのでおすすめです。(【徹底解説】模写コーディングにおすすめのサイト【ポートフォリオ可有り】)
また、ご自身でサイトを立ち上げて、SASSの書き方を復習してみてください。
- レンタルサーバー:エックスサーバー
- レンタルドメイン:Xserverドメイン
まとめ:Sass(Scss)の書き方
ここまでで「【初心者向け】Sass(Scss)の基本的な書き方5選【分かりやすく】」の解説は以上です。
- Sass(Scss)の書き方の前にVScodeで開発環境を整えよう
- Sass(Scss)の書き方が気になる方は当サイトを活用しよう
- Sassの書き方を学ぶと普段のCSSコーディングよりも1.5倍程度は効率が良くなるはずです。
本記事は以上です。最後までご覧くださりありがとうございました。
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SASSの書き方は実践で学ぼう
SASSの基本的な書き方を学んだ方は、実践で使えるようにしていきましょう。
私はSASSの書き方を学んだ後に、模写コーディングに力を入れて、SASSのスキルを磨きました。
模写を上手く活用できると、スキルアップが早くなるので、ぜひ活用してみてください。
やり方が分からない方は下記の記事を参考にしてみてください。
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